保険に入る時の予備知識【1】

2025年10月10日

どんな保険にはいる？

そもそも保険ってなに？

最近、テレビCMや街の各所で、保険の相談窓口を見かけます。

昔は今のように、多くの場所で多くの保険を扱ってはいませんでした。
それだけニーズがあるということだと思います。

ここで質問です。「保険」とは何でしょう？

ネットなどで調べてみると、病気や事故など、不測の事態によって生じる大きな経済的リスクに備えるための助け合いの仕組みで、多くの人が少しずつ保険料を出し合い、その資金から事故等で損害を受け人へ保険金などを支払うことで、個人の経済的負担を軽減すること。などと書かれています。

ちなみに、前回のコラムで、健康保険の高額療養費について記載しましたが、高額療養費に該当したら、それ以上の負担をしなくていい制度でしたね。とはいえ、高額療養費の限度額までは自己負担になり、高額療養費に該当するのは保険適用の医療費部分のみです。

例えば、

食事代、差額ベッド代、交通費、衣類、日用品、
保険適用にならない「がん」などでの先進医療費などがあります。

差額ベット代は、「大部屋に入ればいい。」と思っていても、
部屋が空いていなかったり、
病状により個室を選んだりすることがあります。

私の家族の場合、夜トイレに行くのに気を使ったり、
いびきなどで眠れなかったりと具合が悪い状態でのこれらのことが辛いということで個室を選びました。

費用に関しては、「保険で１日◯円出るし…」と保険に入っていることで迷わずその選択ができました。

また、多くの病院で、寝間着やおむつなど１日◯円でレンタル等しています。
寝間着も洗替をまめに用意したり、手術後のおむつの準備など大変な場合利用しました。

また長期間入院の場合、ベッド横のテレビや、冷蔵庫などのプレペイドカードも、結構な出費になりました。

保険の種類について

前記のとおり、経済的リスクに備えて公的な社会保障では足りない所を保険で補完する必要があります。

それでは、どんなリスクをどんな保険や社会保障で補っていくのか見てみましょう。

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保障分野	生命保険商品	社会保障
死亡保障	定期保険終身保険　等	遺族基礎年金遺族厚生年金
医療保障	医療保険がん保険	医療保険
老後	個人年金保険	老齢基礎年金老齢厚生年金
介護	介護保険	介護保険

また、保険には、「掛け捨て型」と「積み立て型」があります。

「掛け捨て型」と「積み立て型」のメリット、デメリット

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	掛け捨て型	積み立て型
メリット	・死亡や高度障害等に該当せず、無事に過ごせたら保険金の支払いが発生しないため、保険料が低く設定されたり、同じ保険料なら保険金額が大きくなる。・子供が小さい時など大きな保障額が、保険料を抑えて加入できる。	・「終身保険」解約返戻金有・「養老保険」満期金が払われる・「医療保険」は5年等ごと、一定期間の請求がなければ「お祝い金」などが払われる・終身保険は一生の保障を得られるという安心感もある。
デメリット	・「定期保険」（一般的に10年）途中で解約してもお金は戻らない・更新タイプで保険期間終了後同額の保障で更新すると加入者の年齢で保険料が高くなる。・定期保険の更新なしの「全期型」は、保険料は上がらないが、一般的に更新型より高くなる。	・定期保険より保険料が高い・健康祝い金が受け取れる医療保険は、その部分を賄うための費用を加味して保険料が設定されているので健康祝い金がない医療保険に比べ割り高になる。（祝い金が必要か検討が必要）

生命保険文化センター（令和元年度）生活保障に関する調査によると、
過去５年間で入院による自己負担が20.8万円１日23,300円かかったとのことです。

預金は三角形、保険は四角形、早く入ると保険料が安い！

保険のメリットとして、
預金は少しずつしか増えません（△）が、

保険は加入したらいつでも一定（□）の保障が受けられることです。
保険は年齢が上がるほど、保険料が高くなっていきます。

若いほうが、リスクが低いから当然ですね。

死亡保険は、「予定死亡率」などから保険料を計算しています。
実は…
男女とも、30代前半に比べ、40代後半になると…

死亡率３倍以上

がん罹患率４倍以上

になると、統計が出ています。

また、統計によると、
30代以上の80％以上が、なにかの保険に加入している
とのことです。

この頃になると、結婚、妊娠、出産などライフスタイルが大きく変わり備えるべきリスクが増加するため保険の加入を考える時期なのかもしれません。

次回は、保険の見直すタイミングなどについてお話していきます。

おわりに

「暑い寒いも彼岸まで」のことわざどおり、お彼岸すぎてから過ごしやすい日が続いています。

そして、注目の自民党総裁選では、「高市早苗さん」が選ばれ、女性初の総理大臣に選ばれることになりそうです。

高市さんは、1961年3月7日生まれ。私と同い年（学年上）です。

私と同じ時代をすごしてきたので、昭和60年5月の「男女雇用機会均等法」の成立以前に大学を卒業後男性優位の社会で40年間努力し、そして一般社会では「高齢者」として扱われる「６４歳」で、「激務」に向かっていく姿は、同い年の私もまだまだ頑張らなくては…と勇気をもらえます。

とりあえず明日から、買い物から帰っての「よっこらしょ。」は「封印」したいと思います。

それでは。