そもそも、終活って必要!?
先日の終活セミナーから
先日開催したセミナーで、参加者の方々に質問をしました。
「終活を始めている方は?」
見事に、「0人」でした。
ほぼ、60歳以上の方々で、70歳以上の方もかなりいらっしゃったと思いますが、見事に「0人」でした。
実は「自分ごと」と「研修」を兼ねて、何箇所かの「終活セミナー」に参加しましたが、
参加者は、60代70代が多く、セミナーに参加されているので「興味」はあるとは思いますが、私が参加したセミナーで「終活を始めている」という人は「皆無」でした。
皆さんは、今「元気」だから、「まだ」なのか?
そんなわけではないようです。
セミナー講師の先生が、「ホスピス」で、活動されている方だったのですが、「エンディングノート」を書かれている方は、ほとんどいらっしゃらなかったそうです。
「ホスピス」は、
病気の治療を目指すのではなく、死期を迎えた患者さんの身体的、精神的、社会的苦痛を和らげ、穏やかに最後を過ごせるようにサポートする施設です。
ここにいらっしゃる皆さんは、もちろん「死期」が近いことを本人も家族も知っている方々です。
しかし、「エンディングノート」を書かれている方は、ほとんどいらっしゃらない…
それが、現実です。

そもそも、終活って必要なの?
しないことで、法律上「罰則」などを受けることは、もちろんありません。
ということで「本人次第」ということになります。
「多くの人もしてないなら、まぁーいいか!」と思われた方へ
【 終活の大きな目的 】
- 自分の意思が尊重される
- 残された家族の負担が減る

1 自分の意思が尊重される
あなたは突然、家族に意思を伝えられなくなった時
家族はあなたがどうして欲しいとか、こんな考えで準備をしているなどについてわかりません。
もちろん、普段から家族とのコミュニケーションがとれていて、色々話しをしていれば大丈夫ですが…
私の実感からすると、子供達はそれぞれの生活でいっぱい、いっぱいですし、
夫婦の会話でも、意識して話さない限り「延命治療、介護、葬儀、墓」などの話にはならないと思われます。
いざ、そんな時がきた時「自分はこうしてほしい」を書いておけば、
家族もできるだけ本人の希望に沿った動きができます。
2 残された家族の負担が減る
そして人間の最後は必ず来るので、その後の家族への負担を減らしましょう。
まずは、
相続⇒争続
にするきっかけを、あなたが作らないこと。
家族が揉めていたら、天国でゆっくりしていられません…
この話をすると多くの方が、
「大丈夫、うちにたいした資産はないから!」
実は私も学ぶ前は、そう思っていました。
想像したのはよくテレビドラマである…
「〇〇家の資産を巡っての争い…」
しかし今、相続争いで「家庭裁判所」に持ち込まれる事案の8割は、
「5000万円以下の相続税のかからない案件」だそうです。
家がある、車がある、貯金がある、など。
特に、「物」である「家、車、家業の工場等など」が
揉める原因になるそうです。
例えば…
残されたお母さんに、
「お母さん、運転しないなら、わたしがあの車もらう。」(次女)
「私は運転しないけど、あのベンツ売ったら高いのに、〇〇ちゃんがもらうのはずるい…」(長女)
「うちにも権利あるし、お父さんの通院とかに付き添ったのは私で、
妹達は子育て中で忙しいって何もしてなかったのだから、あなたちゃんと言って!!」
(長男の嫁)
ドラマ、1本書けそうですね。
笑い事ではありません。

終活は、「人生後半を生き生き生きる」ための準備です

「人生100年」と言われる今
確かに、100歳を超えても元気な方はいらっしゃいます。
しかし、平均にすると、
| 平均寿命 | 男性81.09歳 | 女性87.13歳 |
|---|---|---|
| 健康寿命 | 男性72.57歳 | 女性75.45歳 |
せっかくの自分の人生。
どんな、人生を送るかを、自分で「デザイン(設計)」して
「楽しい人生だった!」
「我が人生に一片の悔いなし!」
と言える人生後半を「生き生き生きて」みませんか?
それでは続きはまた。
おわりに

今年も、いよいよ終わりに近づきました。
今年はどんな1年でしたか?
先日、ノーベル化学賞を受賞した京都大学特別教授の北川進氏は、座右の銘として
「運・鈍・根」を掲げられています。
また、自らの教え子が教授に就任すると、この言葉が刻まれた
「フクロウの置物」を送るそうです。
「運」
幸運に巡り合うこと。そのためには、日頃の「研鑽」がチャンスを生む鍵。
「鈍」
周りに流されず、愚直に、時にあえて立ち止まり、考える粘り強さ
「根」
根気よく、諦めずにやり抜く力
「フクロウ」
知恵と忍耐の象徴
とのことです。
「フクロウの置物」は、
その名前から、
「福来」「不苦労」
習性(首が回る、夜目が利く)から、
幸運を呼び込む、商売繁盛、金運アップ、見通しがよくなる、知恵・学業成就
などの縁起物とされているようです。
私も、来年は、「運・鈍・根」を目標にしていきたいと思います。
それではまた…
お知らせ
ねんきんサポーターズでは、
他社とのコラボで、2025年11月30日(日)
終活セミナーを実施しました。
多くの方に参加いただき、熱心にお話を聞いて頂きました。
参加者の多くが、60歳以上だったため、
特に、「遺言書」「シニアハウス」について興味をもっていただき、
高評価でセミナーを終えることができました。

次回「メモリアルハウスで学ぶ 終活セミナー」
次回の「メモリアルハウスで学ぶ 終活セミナー」は、
2026年1月16日(金)です。
会場等は…
埼玉県さいたま市浦和区常磐3-22-5
日比谷花壇 メモリアルハウス 花ときわ
13:00~15:00 入場無料
医療・年金・福祉 3本立て!
- 年金に関する基礎知識
- 個人に合った老人ホームの探し方
- もしバナゲームで自覚する、人生の終え方
定員 先着12名
申込み 受付担当
老人ホーム紹介センターふくさと
090-9960-9242 福里さん
です。
みなさまのご参加をお待ちしております。
公式ラインの登録をお願いいたします。
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詳細については、ホームページで、ご確認ください。

