国民年金 第3号被保険者制度は廃止されるの!?

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不公平といわれる保険料を負担しているのは誰?

国民年金の第3号被保険者の制度

前回のコラムで、「106万円問題。あなたはどう動く。」について考えてみましたが、

今 ちまたで、

「国民年金の第3号被保険者の制度がなくなるのでは?」

と聞こえてきます。その国民年金第3号被保険者ってなんでしょう。
まず、そもそもの国民年金は、日本国内に居住している20歳以上60歳未満の方が被保険者(加入者)となります。

その国民年金は、

第1号被保険者

第2号被保険者

第3号被保険者

という区分があり、
第2号被保険者は、原則70歳未満の会社員や公務員など厚生年金加入者で、
その人に扶養されている、20歳以上60歳未満の配偶者(年収要件あり)が第3号被保険者となり、

これらに該当しない方が、第1号被保険者となります。
第1号被保険者は、毎月R6年度16,980円づつ保険料を払っています。

第2号被保険者は、毎月の給料に応じて、保険料を会社等から天引きされています。

そして、第3号被保険者は…  保険料は払っていません。

ひとによっては、勘違いをされている方がいて、

「夫が私の分を払っています。」と思われている方がいますが、
確かにご主人も、奥様の分を負担はしていますが、
奥様を扶養してない方と保険料は同じです。どうしてでしょうか?

65歳の女性、4人それぞれ。

それではここに、A子さん、B子さん、C子さん、D子さんの同級生がいます。
今、みんな65歳になってランチを楽しんでいます。

そして、最近、気になる年金の話になります。

A子さん、B子さん、C子さんは、20歳で結婚し、C子さんは独身です。

ここで、彼女達の経歴をみてみます。

A子さんは、20歳で結婚後、会社員の夫の扶養に入り、ずっと専業主婦歴45年です。
B子さんは、飲食業の夫とともに、お店を切り盛りしてきました。
C子さんは、夫と会社員として共働きし続けました。

D子さんは、バリバリのキャリアウーマンとして頑張って来ました。

保険料ともらえる年金額

令和6年度の国民年金満額は、816,000円 
65歳から85歳までこの金額をもらえるとして1,632万円です。

これをもらうために、A子さんは、保険料0円
B子さんは、令和6年度の金額で考えると、815,040円払ってきました。

B子さんは、かなりモヤモヤです。

4人は親しいため、定期的に会っていましたが、

A子さんは、子どもが学校へ行っている時間に、ジムにいったり、お料理教室へ行ったりして充実した日を送っているように見えていて、自分は、夫婦でお店の売上から、毎月3万円以上を40年払ったのに、

なんで同じ金額の年金をもらえるの!(こころの声)

ここで、考えてみてください。
なぜ、A子さんは、保険料を払っていないのに、年金がもらえるのでしょう。
国が税金で払ってくれるのでしょうか?

実は、C子さん、D子さんのような、共働きの人、単身の人などが収める、保険料でA子さんのようなひとの年金を負担しているのです。

なんで、わたしも会社員の夫の妻なのに、他の奥さんの年金まで負担するの?

とか、

自分は、一人で頑張ってきたのに、知らない人の配偶者の年金まで負担しなければいけないの?

そのため、

自分たちが納めた年金が少なくなるのは不公平だ。

との意見が多く出てきています。

多くの女性が働く時代

制度ができた40年前は、働く女性が少ないため不満はありませんでしたが、今多くの女性が働く時代に、変化してきています。
昔のように、女性は家で家事して内助の功を、という時代は終わりました。

106万円の壁がなくなると

厚生労働省年金局によれば、

令和4年度公的年金保険者数は、 6744万人

第1号被保険者  男 741万人  女 664万人

第2号被保険者  男2767万人  女1851万人

第3号被保険者  男 12万人  女 709万人

多分、第2号被保険者 女1851万人には、C子さんや、D子さん、そして男2767万人の中に、単身者も多く含まれていると思われます。

前回で取り上げた106万円の壁がなくなると、3号被保険者の女性709万人から200万人が第2号被保険者にかわり、 3号被保険者を負担する側に…

先日、何十年も働いた友人が退職して第3号被保険者になり、散々納めてきたから、少しは恩恵を受けたい。などと言っていましたが、色々な点で平等を求められている時代です。

様々な事情で、働けない方もいます。そのような方々については、しっかりとした支援策を考えた上で、時代錯誤になりつつある制度は見直す時代に来ていると私は思います。

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