働く貴女を応援します!あなたは、知っていますか? その3

目次

出産時育児休業(産後パパ育休)について 【第2回】

コラムの目的について

前回のコラムから、「働く女性、なにかを始めたい女性」に、少しでも役に立ちたい!という思いで、書いています。
前回のテーマに続き、、出産時育児休業(産後パパ育休) 【第2回】です。

まずは、前回の復習から。

出産時育児休業(産後パパ育休)制度について

出産時育児休業(産後パパ育休)制度とは、
子の出生の日から起算して8週間を経過する日の翌日までの期間内に、

例えば

1、出産予定日前に出生した場合は、

出生の日から、 予定日から起算して8週間を経過する日の翌日まで

2、予定日後に出生した場合は

予定日から、出生から起算して8週間を経過する日の翌日までの間に
4週間以内の期間を定めて休む事ができます。

そして今回は、「出産時育児休業(産後パパ育休)」の給付についてです。

前回、お話した、出産時育児休業(産後パパ育休)制度は、「育児・介護休業法」でした。
しかし、「4週間」休んでもいいといわれても、1ヶ月分も収入がないと困りますね。

しかし会社は、基本「ノーワーク・ノーペイ」の原則により、
「働かない人には、賃金を払う義務がない」ことになっています。

これは、「労働基準法」に、給料を払わなくて良い場合や、その例外が定められています。

しかし、それを色々な形で、カバーしてくれるのが、「雇用保険法」です。
一般的に、「失業保険」(失業したときにもらえるお金)が、有名(?)です。

昭和22年に「失業保険法」で始まり、時代に合わせて様々な給付が増えています。
多くの方が、「保険料」を払っています。

しかし、「自分はどうなの?」と思った方は、給料明細を確認してくださいね。
「雇用保険」として、毎月引かれているはずです。

いよいよ本題です 給付金について

雇用保険には、
出生時育児休業給付金」というものと、
出生後休業支援給付」があり、
いわゆる、出産時育児休業(産後パパ育休)の期間にもらえる給付金です。

そして、「出生後休業支援給付」は、令和7年4月1日の施行された給付です。

そう、ホヤホヤで、湯気が出ていそうな給付金です。

本来は、どんな人が該当して、どのくらいもらえるか?を、
ここに、詳しく記載したい!と考えましたが、

なんと、支給要件等や、支給額、支給手続きの条文等を、ざっと計算すると、2000字以上になりそうなので、ここでの記載は諦めました。

興味のある方、該当しそうで知りたい方は、

  1. 雇用保険法 61条の8第1項・2項・4項・5項
  2. 雇用則 101条の33
  3. 雇用保険法 61条の9
  4. 雇用保険法 61条の10第1項~3項、6項
  5. 雇用保険法 61条の11 

を、ご確認ください。


ということで、ざっくり、大まかにお伝えしますと、

  1. 過去2年間に、12ヶ月雇用保険に加入している
  2. 出産時育児休業(産後パパ育休)を取った人
  3. 会社からの賃金が支払われない場合(賃金が出たら調整)

(概ね1ヶ月の給料を30日で割った日給)の67%(出生時育児休業給付金)と、
(概ね1ヶ月の給料を30日で割った日給)の13%(出生後休業支援給付)の
支給日数分(28日)が支払われます。

しかし、申請には細かい規定がいっぱいあるので、該当する場合は、よく人事や総務などの担当の方に聞いて、しっかり受給しましょう。

とくに、最新情報の、
令和7年4月1日の施行された給付「生後休業支援給付」は、
担当者が、わかっていない場合もあるので、請求漏れしないようにしたいものです。

この、令和7年4月1日に施行された給付「出生後休業支援給付
よく、「育児休業10割!!」
などと、いわれています。

「えっ!67%+13%=80%で100%ではない!」と思われがちですが、
よく見ると「手取り100%」と書かれています。

いわゆる、給料明細の上の金額ではなく、一般的に税金や社会保険が引かれたあとの手取りは、概ね80%になるため、67%+13%=80% 「手取り100%」といわれています。

今回の令和7年4月1日に施行された給付「出生後休業支援給付」は、

育児休業中の「母」へも加算されます。

しかし、「出生後休業支援給付」とあるように、始めの28日しか加算されません。

また、「出生時育児休業給付金」の67%は、その後、「パパ」が「育児休業給付金」をもらうときの、「育児休業開始から180日目まで67%」にカウントされます。

今回お話してきた、「雇用保険」

多分、皆さんの給料明細では、「税金」や「社会保険」が、「ドーン」とひかれている中、
雇用保険料は、割と控えめな感じで引かれていると思います。
しかし、これが結構、いい仕事をしてくれています。

その内容については、これからのコラムで紹介いたします。

私が、いままで、創業セミナーなどでお会いした女性の多くが、育児休業中、仕事と育児の両立について考えた結果、「起業」する事にした、と話されていました。

復帰したら多分、日々に追いまくられ、毎日子どもの寝かしつけといっしょに、寝落ち…

私もよく夫に、
「行ったきり帰って来ないから、見に行ったら、ママは熟睡で、
(子供)は、起きて目をキョロキョロさせていたよ。」

とよく言われたものです。

その後、「きゃー、まずい、明日の準備してない..」と変な時間に起き出して バタバタしていたものです。(40年くらい前の話です。)

おわりに

ろくに、雨も降らないまま、梅雨が明けそうです。

ゲリラ豪雨や、台風の被害は避けたいところですが、水不足も心配です。

みんなが楽しみにしているプールが中止になったり、そうでなくても足りないお米や野菜が、水不足の影響で、収穫が減るのでは?との話を聞くと、心配になりますね。

昔の職場で、一緒に研修へいくと必ず雨になる、いわゆる「雨女」愛称「アメフラシさん」と呼ばれていた人がいました。

全国の、「雨男、雨女」様、いえ、「アメフラシ軍団」の方々の、ゲリラでない形でのご活躍(?)を、お願いしたものです。

それでは、また。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次